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column ストレスフリーなあの子の週末

女性ならではの視点でプラモデル作り! プロモデラー・オオゴシトモエさんのストレスフリーな週末

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趣味に夢中なあの子。一体どんな週末を過ごしているんだろう?気になるあの子の趣味を深掘りする連載『ストレスフリーなあの子の週末』。

記念すべき第3回は、プロモデラーのオオゴシトモエさん。女性より男性の方が好きなイメージのあるプラモデルですが、ハマったきっかけから女性と男性の作り方の違い、最新のプラモデル事情からオススメのアプリまで、プラモデルづくしな彼女の週末を覗いてみましょう。

 

オオゴシトモエさん
広島県出身。2000年、模型専門誌「月間ホビージャパン」のモデラー育成企画の連載を機にホビー専門ライター・モデラーとしての活動をスタートさせる。コラム執筆の傍ら、プラモデル教室や模型製作イベントを多数主催。プラモデルのナビゲーターとして“ものづくりの楽しさ”を伝える活動を精力的に行っている。著書『はじめてだってうまくいく ガンプラの教科書』 ほか。
◯Twitter:‪@ogoshi_054(https://twitter.com/ogoshi_054
◯Facebook:https://www.facebook.com/ogoshitomoe/
◯ブログ:今日もHobby日和!(http://ogoshi.otaden.jp

 

 

ものづくり好きな子供時代に自然と始めたプラモデル

Q:プラモデルにハマったきっかけは?

子供の頃からプラモデルに関わらずものづくりがすごく好きでした。特にNHKの教育番組「できるかな」を見ながら、よくマネして工作をしていましたね。

他には、手芸、ビーズアクセサリー、ネイルアート、絵を描いたりダンボールで工作をしたりとひと通りものづくりはしていて、その中でごくごく自然にプラモデルやジオラマも作り始めました。

 

Q:その中で唯一続けたのがプラモデルだったんですか?

プラモデルは小学3年生の頃に初めて作ったんですが、中学〜高校までは部活が忙しくてなかなか作る時間がなく、一時期離れていたんです。

その後、アニメ好きということもあって声優育成ユニットのオーディションを受けて活動を始めたんですが、ユニットのプロデューサーにたまたま「私プラモデル作ってるんですよね」と話したことがきっかけで、模型雑誌で連載を持たせてもらうことになったんです。

ブランクは結構あったんですけど、子供の頃に好きで作っていたものが仕事になって、そこから本格的にプラモデルを作るようになりました。

 

Q:プラモデル作りはどれくらいの時間がかかるんですか?

プラモデルには1/48や1/72スケールなど色々な大きさがあり、プラモデル単体を作るのか、シーンを表現するのかなどにもよります。

先日作ったカタリナという飛行機とイルカのプラモデルは、考える期間が半年以上、製作期間は5日間でした。

シーンを表現する場合、作りたいものの資料集めから画像検索、どういったシーンを作ろうかとイメージして初めて作り出せるのでそれくらいかかってしまいますね。あと、個人的にはシーンを作る時、小さいサイズのプラモデルを使ってまとまりよく作るのが好きですね。この作品も幅が20cmくらいです。

 

 

プラモデルを“魅せる”アプリ

Q:使用しているスマホやよく使うアプリを教えてください。

iPhone6を使っていて、待ち受けのロック画面はデフォルト、カバーは付けていません。昔はケータイをデコったりもしていたんですけど最近はスマホ自体が薄くなっていることもあって、あえて厚くすると逆に使いづらいかなと何もしていません。

プラモデルの写真を撮って楽しむ時に面白いなと思ったアプリが『Plotagraph+ Photo Animator』。海の波や空の雲など、撮った写真の一部を動かすことができるアプリなんです。

私はシーンを表現するような作品を作ることも多いので、作ったプラモデルの写真を撮って情景を動かしてみたいと思った時に、このアプリを使って写真を楽しんでいます。

 

あと、撮った写真を360度ぐるっと撮影して見ることができるアプリ『Fyuse』を使ってジオラマを撮影することもあります。色々な角度でぐるりと作品を見たいという方もいらっしゃるので、作品の魅力を伝えるためにこういうアプリを使っていますね。

あとは仕事の告知や見てくださってる皆さんに対してのアプローチのために『Twitter』と『Facebook』で情報の発信しています。

 

Q:あったらいいなというアプリはありますか?

模型の撮影に特化したカメラアプリが欲しいです。ふだん写真を公開する時は、なるべく作品の色そのままをお見せしたいと思っているので、色の補正はしないようにしています。でも、ジオラマや模型の写真って接写をすることが多いので、接写でもきれいに撮れるアプリがあったらいいなと思います。

周りの人で使っている人も多くて私もこれから使ってみたいアプリは、模型の塗料を管理する『プラカラーストック』です。模型屋さんに行った時に、間違えて別の色を買ってしまって色がダブってしまったりすることがあるので、自分が持っている色を把握できて買い間違えを防ぐこのアプリは便利だなと思います。

 

Q:アイディアを生み出すために参考にしているアプリやサイトはありますか?

Twitterのアカウントで世界の絶景を紹介するアカウントをフォローして参考にしています。写真を見ながら「あ~こういう景色作りたいな」「こんな美しい景色があるんだ、いつかジオラマにしてみたいな」と考えを巡らせていますね。

作品作りをする時のインプットとしてはネットでひたすら画像探し。先ほども話に出たカタリナっていう飛行艇は、一週間毎日「飛行艇 カタリナ」っていうキーワードで画像検索して、どういうカラーリングで塗ろうかと考えていましたね。

あと、プラモデルの都合上省略されてる部分や、実機にはあるけどプラモデルにはないなど、完成型が実機と違う部分があるんです。だから、本物の写真と見比べてどこが違うのか、どう本物に近づけるかを調べて考えたりしています。

 

 

男性と女性で違うプラモデルの作り方

Q:プラモデルは男性が作るものというイメージが強いんですが、女性のモデラー(プラモデルを作る人のこと)は増えていますか?

私が仕事でプラモデルを作り始めた頃は、女性でプラモデルを作る人は周りにいない世界で、模型を楽しむ女性が増えたのはここ10年くらいですね。

 

Q:男性と女性でプラモデルを作る上での作り方の違いはありますか?

実はかなり違いがあります。男性の場合は、子供の頃にかっこいいと思ったものや原体験として自分の中にイメージがある人が多くて、より本物に近づけて戦車なら戦闘シーンを作る方が多いですね。

でも女性の場合は、戦車や飛行機に馴染みはなくても、元々ものづくりが好きでプラモデルを作り始めた方が多くて、作品も自由な発想で作られる方が多いですね。

例えば戦車をピンクに塗ることができちゃったり。あと、ガンダムの場合、ガンダムがかっこいいからというより出てくるキャラが好きで、そのキャラが乗っているガンダムだから作るなど、そういう点でも男性とは違うのかなと思いますね。

 

Q:今後はどういう取り組みをしていきますか?

現在、模型の楽しさをPRするっていう目的で結成された女性だけの模型サークル「Mokejo」に参加しているんですが、女性が模型を始めやすい環境をどんどん提案していきたいと思っています。

実際、女の子モチーフのものや、デザイナーが考えたロボットがそのままプラモデルになったものなど、女性が見てもかわいくて作りたくなるようなプラモデルがここ2〜3年で増えています。女性が始めるにはすごく良い時代になったなと感じていますね。

私は、作品を作るお仕事以外に模型教室も開催しているんですが、女性限定の教室も開催しているので、女性に向けてのPRをしていきたいなと思っています。他には、夏休みに親子で参加できる模型教室も開催していて、なるべくいろんな方がプラモデルを始めやすい環境を提案していきたいなと思っています。

 

現在、次の展示会に向けてさまざま思いを巡らせているとのこと。オオゴシトモエさん、ありがとうございました!

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Writer ライターの紹介

星を眺めるのが好きなライター、編集者。星や宇宙が日常にあるくらしを提案するWEB SPACE「星とくらす」を運営し、星や宇宙の情報や星グッズを紹介しています。好きなアプリは「Star Walk2」と「ISS onLive」。

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